梅雨らしい天気

なんともはっきりしない天気だ。今日は会社に行った。土曜日に会社に行くと仕事がはかどるのだが、どんどん奴隷化指数が上がるような気がする。うちの会社は幸いなことに上にゴマすりをする必要の全くない会社なのだが、時間をもって行かれるのは少々、いや、だいぶ悲しいぞ。

昨日買った栗本慎一郎さんの本も面白いし、目黒区の図書館にリクエストを出して買ってもらった「ナチス・ドイツの有機農業」(藤原辰史/柏書房)というのも、借りてきたのだが、なかなか読み応えがありそうなのだ。本当に面白かったら高いけど買うだろうな。

雨の日には本がたくさん読める。いろいろなことにあきらめがつく。私の仕事は少し農業に関係あるのだが、もともと有機農業みたいなことに興味もあった。

しかし、ナチスと有機農業が関係あると思われる方はすくないでしょう。ドイツの隣オーストリアにはナチスの台頭と同時代か、やや<前にシュタイナーという神秘思想家がいて、「農業講座」などやっていたので、その影響があるのだ。しかし、この「農業講座」、面白いとは思ったが、私には、理解不能であった。

有機農業というと、「自然」な感じがするが、そもそも農業は全て有機農業でしかなかったのに、わざわざ「有機」農業なんて言葉を使うこと自体が倒錯しているというか、思想的になっているといえる。そうだから、ナチスのようなキツイ政党と結びつくのである。もちろんこうなったのは、化学肥料というものが出てきた工業化社会が始まった後の話なんですけど。

明日は昼間晴れて暑くなるらしい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました