今中大介のロードバイクバイブル

今中さんの新しい本を読んだ。ちょっと書き飛ばしたような本なのだが、ところどころ面白い。ツールでの話は、ずいぶん前に出されたツールへの道に詳しいが、シマノ時代の話が面白い。今はとても締まった体つきをしている今中さんも1990年ごろは、どんぶりメシ2杯に卵6個で体を作っていたそうだ。これは、私ら年代特有の、映画「ロッキー」の影響によるものだろうか?

しかし、時代は1990年代だ。昔西武ライオンズの監督だった広岡さんが選手に肉を食わせないで豆乳を飲ませていたのが1980年ごろのことだ。スポーツグラフィック誌ナンバーが創刊されたのもその頃で、スポーツと食事に関してはかなり情報があったと思うのだが、自転車の世界はかなり遅れていたのだろうか?

その反動なのか、今中さんの本は食べ物へかなりこだわっている。私のように体重を落としたいと思っている人には役に立つと思う。さらに役に立つのは、PART3のアドバンストレーニング編だ。最近分かったのだが、同じようなメニューをこなしていると体が適応してしまって減量の効果が出にくくなってくる。月に500キロ走ってもほとんど変わらない。ビールのおかげかも知れないが・・・。

私の場合、ケイデンストレーニングは普段やっているが、HR(心拍)トレーニングはやってない。心拍計持ってないのだ。しかし、この本に書かれていた、高回転トレーニングと高負荷トレーニングは体に刺激を与えるために有効らしいので今後考えようと思った。高負荷は膝と腰に負担がかかりそうなのでちょっと心配なのだが。

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