奥多摩駅往復145キロ

3連休、いかがお過ごしでしょうか?私は出勤、出勤、休みである。昨日三崎屋さんから電話があって、「明日は7時出発ね。」などと打ち合わせをしていたのだが、寝坊はしなかったかわりに、準備をもたもたしながらやっているうちに、いつもの8時過ぎになってしまった。

早起きした意味が全然ないのである。チェーンに油をさしたり、サドルを上げたりしていたら、時間がすぐにたってしまう。先週と同じくトースト2枚にに黒ごまペーストとハスカップジャムをたっぷり塗って食った。

天気は上々。今日は奥多摩駅に必ず行こうと決意しながら出発する。駒沢通りで斎藤さんと合流し、二子玉川で斎藤さんのお友達のさかいさんが先週に引き続いて合流、今日も3人体制である。今日はさかいさんがザックを担いでいたので、長距離を走るつもりなのだなと早くも気合いを感じていたのである。

斎藤さんも革張りのサドルを購入していた。またまた教育されてしまう私である。ペダルと靴が目下の課題なのだが、この間アキバで安物のCD-RWドライブを購入したばかりなので、今月の給料が入るまでまた延期である。

多摩川サイクリングコースを走り始めたのは9時を過ぎていたと思う。風がなく爽やかな陽気でとても走りやすかった。途中で先頭を替わってからはどんどん飛ばした。山を何人かで縦走するときもそうだが、マラソンみたいにペースメーカーの役割をする人がいないと、絶対に遅くなるのである。

今日は奥多摩往復ペースで走らないと、日が短くなっているので、またまた暗闇走行になってしまう。今まで奥多摩サイクリングをやって暗闇走行にならなかったことがないので、今日こそは、明るいうちに帰って来たいと思っていたのである。ホントは早く出発すればよいだけなのだが、それは今後の課題である。今後は厳しい掟をつくって、寝坊したら置き去りにしてもらおうと思っている。

今日のペースは速く、11時過ぎには羽村取水所を通過し、青梅市あたりで昼飯をどうしようかという話になっていた。昼飯は例によってそばなのだが、先週のそば屋がはずれだったので、探しながら走る。ところが連休最終日、青梅市のそば屋さんは休みのところが多いのだ。今日は、新青梅街道でなく、旧青梅街道を走っていたのだが、めぼしい店が見つからない。

走っているうちに、市街地を抜けてしまった。奥多摩駅に青梅から行くには、青梅街道と吉野街道というのがある。吉野街道も古里で青梅街道と合流する。走ったことがなかったので、JR青梅線の日向和田駅付近から神代橋を渡り、吉野街道に入った。すると、すぐに「十割そば」の看板がいくつか見つかり、その中から「谷津」というそば屋にいった。

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ここは、街道から少し隠れたところにあり、おまけに地元の人で混雑していたので期待できる店だった。店の外にも席があり、汗をかいて暑いわれわれは、外で食べることにした。十割そばの大盛りを頼んだら、そばつゆが2種類ついてきて、のどごしもよく、とてもうまかった。

十割蕎麦

店のオヤジさんも親切な人で、梅酒をサービスしてくれたり、帰りには、梅酒に漬けていた梅までお土産にもらってしまった。

梅酒

親切な人でも押しつけがましいのはいやなのだが、そういう感じの人ではなくて好感が持てる店だった。残念だったのはビールが飲めないことだったが、往路で飲むわけには行かないのである。

吉野街道は青梅街道に比べて交通量が少ない。そばを食って大休止した後もどんどん飛ばす。

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何しろ目的地に着かないことにはお話にならないのである。吉川英治記念館などもあったが、今日は関係ないのである。

渓谷

13時過ぎ、奥多摩駅に着いた。奥多摩駅は登山者で賑わっていた。多分、昨日の方がもっと人出が多かっただろう。14時過ぎに引き返す。

奥多摩駅

羽村取水所まで戻れば、あとはサイクリングロードだからよいのだが、それまでは、気合いを入れて走らなければならない。帰りは、青梅街道を走る。帰り道は、軽い下りになっている。最高時速は、サイクルコンピュータによると、48.4キロになっていた。行きは当然のことながら軽い登りになっているのだからくたびれるわけなのである。

さて、今日は発見をした。昔のブレーキレバーは、こういう持ち方をしていた。ドロップハンドルはいろいろなポジションを取れるので結構楽なのだ。しかし・・・。

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シマノのブレーキは、こんな持ち方もできる。これは登り坂で威力を発揮する。この状態で引っ張りながらペダルをこぐと力が入る。自転車買ってから3ヶ月たつのに、やっと気がついた。

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さかいさんのロード。私のよりも倍くらい高いシマノの高級パーツセット、アルテグラがついている。

さかいさんのロード

斎藤さんのクロモリ・ロード。クロモリフレームはしなりがあって疲労しにくいらしい。

斎藤さんのロード

私のアンタレス。今日も脱出用輪行袋を挿して、暗闇走行用にライトをつけていった。この時は、まさか使うことはあるまいと思っていたのに・・・。

アンタレス

レトロな青梅市内。最初は映画館があるのかと思いましたぜ。

青梅市内

青梅市街地から奥多摩街道に乗り換えて羽村まで走る。青梅市は、厚木市みたいな感じがする。住み心地がよさそうなところだ。これで会社のある東京駅まで近ければ引っ越してもよいのだが、田舎者の私は通勤地獄が嫌いである。とても耐えられない。

羽村には15時過ぎに着いた。玉川神社の隣のひなびた店で休憩。その間に私は玉川神社に参拝した。私は今年本厄なのである。どこでも祈るのである。どこでもおみくじを引くのである。残念ながらここにはなかった。

羽村取水所からは、デジカメで撮影する都合があったのでまた先行して走る。公開減量実験は、いろいろ手間もかかるのである。夕方にかけては曇ってしまったので、あまりこれといった画像は撮れなかった。

残り約25キロ地点のセブンイレブンであんパンと野菜ジュースを買っていると、2人が到着。夕暮れ時で、もうかなり冷えてきている。2人とも短パンなので、足が冷えてしまうから早く帰らなければいけない。多分、冷えに関しては年齢が一番下でも私の方が先輩である。足から冷えると身体がガチガチに凝ってしまうのだ。そうすると身体はうまく動かない。履きやすいということもあるが、山小屋の番人が長靴を愛用するのはそういう理由もあるのである。長靴と軍手が山小屋の番人の必須アイテムである。

セブンイレブンの前で休んでいるとCOLNAGOという高級ブランドレーサーに乗っている60前とおぼしきオジサンに話しかけられた。どのくらい高級かというとおそらく数十万するレーサーなのである。フロントフォークは、もちろんカーボンだった。何でもその方は、毎日通勤で40キロ乗っていて、週末は多摩川を走っているらしい。今日は二子玉川から奥多摩湖往復だそうだ。奥多摩湖は、われわれが今日行った奥多摩駅のさらに先である。

しかし、その方、かなり走り込んでいる割りに全然やせていないのだ。腹は見事なビール腹である。自転車を7月に購入し、減量編を毎週メールしている私はにわかに不安になってしまった。きっと走ったあとに「母さん、ビール。」とやっているのだろうなと思った。しかも「母さん、ビール。」の本数が多いのだろう。ビールは気をつけなければならない。

その方が先に行ったあと、われわれも出発したのだが、なかなかの健脚らしく、ゴール地点の二子玉川まで姿を見かけることはなかった。ちなみに私は時速25キロ~30キロ程度で走っていたのだが。なかなかやるわい。

二子玉川には、18時過ぎに到着。しかし、今日も暗闇走行となってしまった。明るいうちに帰って来たいのだが、いつものことながら出発時間が問題である。

二子玉川付近

家に帰ってシャワーを浴び、体重を測ったら、10年ぶりに60キロ代が出た。今日のハイペースをパンとそばでしのいだ成果である。一瞬かもしれないが、結構、うれしい。

本日の走行距離145.69キロtotal 1775.2キロ
体重:68.8㎏
体脂肪:21%

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