おや、なんだか涼しくなったな駒沢公園を30キロ

4時起床。今朝は涼しい。しばらく(10日間くらい)エアコンなしの生活を送っていたので、ベランダにゴザを敷いて寝て、起きたらそのままヨガをするようになった。これがなかなかよい。いつもならテレビを見ながらだったので、より集中できる。

エアコンなしで一番暑い時期を過ごしたので、温冷浴も10年以上ぶりに復活。毛穴から汚れが出ていくような感じがして実に快適だ。水もたくさん飲んだ。

このところ忙しかったのだが、合間にNeverland Diner――二度と行けないあの店でを読んでいた。分厚い本で600ページ以上あったが飽きることはなかった。本当に面白かった。

ほとんど無名の人が100人登場して、「二度と行けないあの店」を紹介してくれるのだが、実に面白かった。大学に入っていろんな人と知り合い始めた頃のことを思い出すような本だ。「知らない人は面白い」のだ。

しかし、その後会社に入って同僚と知り合うと、最初はそんな感じもするが、すぐにそんな感覚はなくなってしまう。同じ仕事をしているからだ。同じ仕事をしていると、仕事を基準に同僚を判断するようになる。熱心な人か、「忍法ごまかし」でうまく泳ごうとしているだけの人なのか、大して興味もないのに仕事しているフリをしている人なのか、同僚なら(多分)100%わかってしまう。それで、つい、「人生、なんだかつまらないな」なんて思ってしまうのだ。

しかし、そんなことはない。この本を読むと、改めて他人は面白いと思う。(特に)他人が大切に思っていることの話は面白い。

著者の都築響一さんは30年近く前、目黒駅の上にあった本屋でTOKYO STYLEを立ち読みして初めて知った方だが、その頃から一貫して無名の人の興味にリスペクトを抱いている方だなと思う。

10時過ぎから駒沢公園へ。曇りから雨がポツポツ降っていたが、本降りになったら帰ろうと思って走っていた。今日から梅雨のような天気が続くらしい。それでも涼しい。30℃までいかない気温だ。

まったく、少し前の暑さはひどいものだった。台風が南に2つあったせいか、毎日高温多湿で消耗した。そんな中、東京オリンピックも終わった。マラソンは札幌で行って正解だったと思う。それでも、今年の札幌は異常に暑く、男子マラソンでは30人が棄権したのだとか。緑の多い北大構内はいつもなら涼しいと思うのだが、今年の暑さは異常だったのだろう。

昔の東京オリンピックが10月に行われたことを思えば、今回の東京オリンピックは無理に無理を重ねている。昔の札幌オリンピックはリアルに経験しているが、あの時のような華やかな気持ちは、開催地の東京に居ても味わいにくくなっている。

走っていると、久しぶりなのに体に疲労がたまっているような感じがした。毎朝ヨガをやっているのだが、暑さ負けしているのだろうか。セミもパワー全開で鳴いている。

なんとなくいつも見る人が走っていて、ああ、あの人も体調管理に熱心なんだなと親近感がわく。暑い日々を過ごすと、アタマの中をシャキッとさせるには何か工夫が必要だ。

暑い国の人はなまけものだといわれるが、バカみたいに暑い中でテキパキ働く方がどうかしている。

総走行距離84769キロ

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