多摩川源流に行って来た

多摩川源流に行って来た。源流は笠取山にある。朝4時に起きて5時過ぎの東横線からスタートだ。とても眠かった。塩山から入った。

笠ヶ岳への登山口はいろいろあるが、今回は最短ルート、中島川口の少し先、馬止からスタート。

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檜(ひのき)林の中を進む。この辺は樹齢数十年といったところでしょうか?朝の光はコントラストが強くていいですな。ところどころ間伐のあとがあった。檜の木くずはよいにおいだ。

標高が上がってくると、富士山が見えてきた。距離的には近い。気温が高いから早くももやってきている。朝はきれいだった。残雪は少ない。

本日は、ビンディングペダル用シューズではなく、山林作業用スパイク地下足袋を着用。山歩きされる方におすすめである。磯釣り用も似ているが、おそらく高いのと蒸れるはず。

登山道沿いには巣箱がたくさんかけられていた。鳥がでたりはいったりしているのは見られなかった。山で見る小鳥は、すれていなくて結構好奇心が強い。

多摩川の水源に到着。見えにくいが、画面中央が最初の一滴がでるところ。現在涸れていた。石垣をきちんと積んで土留めしている。かなりお金をかけて護っているのである。東京都の水源なのだから、当たり前だけど。

水干(みずひ)の道標。名前通り涸れていました。運が良ければ最初の一滴が見られるそうだ。

多摩川の最初の一滴になる水干は涸れていたが、その先にはこんな看板が。こんなでかい看板があったら皆行くのではないかと思ったのだが、そうでもなさそうであった。

なにしろ標高差で60メータを下って行かねばならない。下っていったらまた登ってくるのである。しかし、こういう看板があるだけのことはあって、しっかりした道がついている。

多摩川の始まり。ペットボトルに水を入れた。昼頃なので光が真上から来ていて水が見えないかもしれないが、湧いているのです。都民を代表して飲ませていただきました。冷たくてくせがなくてうまい。

笠ヶ岳の登りで見つけた山桜。まだ咲いていました。

笠取山の頂上に向かう。山頂に向かっては直登になるので足、ふくらはぎが疲れる。

笠取山頂上。標高1953メータ。曇ってきた。

笠取山から降りてきたところにある雁峠山荘。無人小屋になっていた。建っているロケーションと雰囲気は、小屋の力というとても面白い写真本にでてきてもおかしくないだけの魅力がある。

小屋の中に入ってみた。土間がむきだしなので梅雨時は湿気が上がって大変だろうな。ここが台所の跡みたいだ。生活の匂いのしなくなった小屋。

ザックを置いたテーブルにはロウソクの跡が。宴会をやっていたのだろう。中から見ると小屋がだいぶ傷んでいるのが分かる。水場がそばにあるのにもったいないなあ。

下りのルートは何度も沢を渡る。水がきれいで気持ちがよい。亀田林業林道を広瀬湖に向かって歩く。ちなみにこんな小さな沢にもイワナがいたりするんだよな。

林道歩きは変化が乏しくて飽きてくるのだ。しかし、振り返るとなかなかよい天気でからまつも輝いて見える。

山林作業用スパイク地下足袋の裏面である。山歩きをする人なら魅力が一目でわかるだろう。皮のついた木や地面を歩くにはたくさんのスパイクが体重を支えてくれるのだ。

買うときには、親指と人差し指の間を固定してあるものを選ぶ。そうじゃないと間に枝が挟まってとても痛い思いをする。今でも4000円も出せば買えるのではないか。

塩山駅にナイスなタイミングで入ってきた2階だてホリデー快速新宿行き。あずさでもかいじでもない普通乗車券で乗れるのだ。

しかも、車内はこの通りの貸切状態であった。

本日はわたくしが多摩川最初の一杯を飲ませていただきました。こういうところに来ると水の大切さが分かる。今日は日差しが強くて結構焼けた。

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