ようやく初詣@目黒不動尊

4時に目が覚めてエアコンを入れて、次に目が覚めたのが6時だった。寒い。風はないが空気が冷たい。

初詣に行こうと思っていたが、ツイッターで混雑具合をアップしてくれる人が多いので、三が日は止めておいた。今日ならよいだろうと思った。朝早い時間に行った。

ガラガラでよかった。ほとんど人がいなかった。

いま、竹内 洋岳さんの下山の哲学を読んでいる。

これは、ひさびさに魅力がある本だ。高い山に登ることは記録になり話題にもなる。しかし、下山の大変さというか「ぐだぐださ」を記録した本は読んだことがない。遭難後の下山の過酷さを書いた有名な本は、ミニヤコンカ奇跡の生還だろうか。20歳頃、この本を読みながら、私なら生きることをあきらめただろうなと思った。

下山の哲学はカッコイイ話とは正反対の話だ。登頂した後、緊張感と標高の高さから来る恐怖感から解放され、休みたいと思い、眠りたいと思い、持っているものから余分で重たいと思うものは投げ捨てながら、その気持ちと折り合いをつけて戻ってくるのだ。

でも、人ってそういうものだと思う。若い頃、友だちとビールを飲んでいる気分になった。

登頂後、体がおかしくなって死にかけた話も書かれていた。

正月はつまらない番組が多かったが、木村拓哉主演の教場と教場2が面白かった。今の時代に合っている。世の中に嘘が増えているので、規範となるものを無意識が求めている。ドラマ「半沢直樹」の視聴率が高かったのも同じことだと思う。フィクションの物語でも、ずるいことよりずるくないことの方が気持ちがよいに決まっている。

手水舎は封印され、かわりにアルコールのボトルが並んでいた。

境内にはほとんど人がいない。護摩時間になると、きっと会社単位で人が来て賑わうと思う。

徹底して人との接触が内容に配慮されていて。私はお守りを返して新しいのをいただいたが、代金は賽銭箱に入れて、紙の袋にも自分で入れるようになっていた。

本堂の中には入れなくなり、ずっと手前の賽銭箱にお賽銭を入れるようになっていた。長時間立ち止まらないようにと注意書きもあった。祈るのは、まずコロナが早く納まるように平和になるようにということだ。

本堂の後ろにある大日如来さんは、いつもにこやかな感じがする。

その後ろには地主神さんの鳥居があるのだが、そこで大祓を奏上させていただいた。相変わらず大祓祝詞は暗記できない。

石段を降りると、水かけ不動がある。ここは昔水垢離をする行場だったようだが、いつでも湧水の水量が多く、いろんなお不動さんの像があり、いつも向こうから涼しい風が吹いてきて気持ちがよい場所だ。

コロナのPCR検査陽性者が急激に増えていて、緊急事態宣言が出されることが決まった。次の興味は、当然、PCR検査が何を(正確に)測定しているのだろうという所に集まるだろうと思う。陽性者数と感染者数が同じ意味なのか違うのかということも知らせてほしいね。

早く納まって、平和で嘘が少ない時代になるように祈っています。

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