5時起床。5時も早朝だが、4時に起きると、10分過ぎに鳥が鳴き始めてなんだか得した気分になる。
土曜日、局地的にひどく降って伊豆で土石流が起きた。繰り返し流された映像は津波とは違っておそろしい速さだ。翌日、上流にメガソーラーがあるからだという記事が流れて来たが、本当のところはわからない。最近、あおるための記事も流れてくる。わかりもしないことにはコメントしないことが原則だと思っている。
ただ、山を切りひらいてソーラーパネルを並べるより、一般家庭の屋根を借りて並べていけばよいではないかと前から思っていた。時々、東武伊勢崎線に乗るが、ソーラーパネルが並んでいる場所が結構あり、山の木を切って斜面にも並んでいるのを見ると、やり過ぎだろうと思う。
ついでに発電した電気を電力会社に売るより、自宅で使ったらよいに決まっている。若い頃、山小屋でアルバイトしていた時に、(当時)性能が大したことがないパネルを使ってもそこそこ役に立った。おまけにどのくらい充電できるのか分かると楽しい。
昨日は都議選の投票に行った。しかし、正直、投票するときに困った。
最近、たくさん本をブックオフに持っていったので、何度もお店に行った。ある日、特価本(100円から200円)の棚で、スマホ片手に、アマゾン?の値段を調べている若者がいた。
これが「せどり」というのだなと思って、少し離れたところから観察していると、手のひらに隠れてしまうすごく小さいリーダーを持っていて、それでISBNか、バーコードを読み込んでいるようだった。
こんなのがあるんだね。
アマゾンが古本を扱うようになって、私も恩恵を受けている。専門書がとても安く買えるようになった。数万円するような有名な教科書は、何年かおきに新しい版になるのだが、多分、昔ならそれほど安くならなかったと思う。しかし、今は少し古い版なら、例えば1500円で買えたりする。本当に助かっている。
ブックオフには本を売る以外、ほとんど行ったことがないが、本棚を見て歩くと、割とその時々に売れた新しめの本が大量にあって、本が飽和しているんだなと思う。こういう時には、昔の本の方が強いのだが、何しろ大震災以降、時代が変わってしまって、使用前/使用後ではないけれど、昔の本は用なしになったなあと感じることが多い。
今は断捨離中なので本は買わないが、最近、図書館で借りて来てすぐに読めるが面白いと思った本は、麹親子の発酵はすごい!という本だ。
タイトルだけ読むと、発酵の入門書かなと思うが、麹のちから!の山元正博さんの本である。最初から、麹の魅力が満載であっという間に読み終わる。読み終わると、塩麹を切らさないように作って、甘酒もつくって、麹水もつくろう、すぐやろうすぐにやらなきゃという気分になる。
このところ、麹に興味を持っていくつか記事を書いていた。
そもそも麹は、稲穂に生えるカビ稲麹か、炊いたご飯に生えたカビが由来らしいのだが、カビから酒をつくる技術は中国四〇〇〇年の歴史で、はるか昔からのことなんだそうだ。
ところが、麹は室町時代の終わりに、木灰をかけておくと麹だけ単離できるようになり、多分、これが画期的なことだった。麹だけを培養し、麹だけをたくさん使えるようになった。それで、もともとは豆味噌だった味噌にも米麹を使うようになり、豆味噌よりずっと早くつくれるようになった。米麹は、麹を糖質の米に植えつけているので、麹がどんどん増えて活動し、大豆が早く分解されるのだ。
いままで、2年とか3年とか長期熟成の味噌(こそ)がよいものだと思っていたが、メラノイジンという黒っぽい色素を増やすにはその通りだが、単純にそうとはいえないことがわかった。
麹が量産化されるようになって、特に酒の品質が向上したんだろうと思う。
今日は、夕方雨が上がったので駒沢公園に行った。セミが鳴いていて、夏だなと思う。ゆっくり周回して30キロ。
雨の後だが、意外と早く湿度が下がってきて、空気がよい感じだ。
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