台風一過36キロ

台風19号が中心気圧915hPaで日本に接近してきた時、こわいなと思った。

いままで、台風をあまり怖いと思ったことがない。以前、北海道に住んでいた時、台風は日本のどこかに上陸して速度が上がり中心気圧が適当に上がってから来るのが普通で、とんでもない被害は経験したことがない。

しかし、昨年の関西に上陸した台風から考えが変わった。強風の台風はおそろしい。屋根が飛び、物が飛んできてガラスが割れてしまう。いやいや、強風の圧力でガラスが割れてしまうのだった。

先月の台風15号で千葉県の南房がひどく被害を受けた。

今回の台風は何しろ大きく中心気圧がとても低く、等圧線が詰まっていて強風が吹くのは一目瞭然だった。一体、どうなってしまうのだろうと思った。特に妻の実家が風当たりが強いところにあるので、建物が心配だった。

いつもなら雨戸を閉めるくらいなのだが、今回ばかりは植木鉢を室内に入れたり、外にあるがらくたをかたづけた。最近、雨戸のない家が多い(多分これから変わると思うが)。物が飛ぶとガラスを直撃しかねないのだ。

しかし、実際に上陸した後、風はそれほどでもなかった。代わりに雨が長時間降り続き、多摩川がどうなるんだろうと心配したら、東京は大きな被害がなかったものの、長野、栃木、茨城、福島、宮城などで川が氾濫した。

台風は上陸すると中心気圧が上がり形が崩れ、スピードが上がってどこかへ抜けていくのだが、これほど被害が大きいとは。海水の温度が高いため日本に近づいても台風の勢力が落ちないのだそうだ。こういう台風が毎年当たり前になると困る。被災された方が一日も早く日常を取り戻せるよう祈ります。

台風一過、13日都内はよく晴れた。何か浄化されたような空だった。ワールドカップラグビーも無事日本vsスコットランドが行われ、日本が勝った。次は南アフリカ戦だ。

14日は二子玉川の先まで用事があったので、二子玉川駅で乗り換えホームに降りた。いつもよりずっと水量は多かったが、台風や大雨の後に見る光景だ。奥多摩の小河内ダムで放流して収支バランスを取ったのだろう。

多摩川はもう何年も前から上流から下流まで護岸工事をやっていた。川の流れもかなり直線的になった。それが一部被害があったものの奏功したということなのだろうか。

2019年10月14日の多摩川@二子玉川駅ホーム

15日は気温が下がった。もう汗をかかないくらいだ。少し走っておこうと駒沢公園へ。気温も湿度も低い。肩のあたりが少々寒いくらいだ。

昨年の強風台風の後は、駒沢公園でもヒマラヤスギが数本倒れていたが、今回は枝が折れたくらいで倒れた木はなかったようだ。

多分、台風通過直後は枝がたくさん落ちていたのだと思うが、きれいに片付けられていた。

今日気がついたが、山茶花(さざんか)の花芽がふくらみつつある。季節は冬に向かっている。

サザンカの花芽

一方、駒沢通り沿いのイチョウ並木は、風にあおられて大量のギンナンを落としていた。踏みつけられているので結構くさい。

台風19号で落ちたぎんなん

今日はよく晴れているが、週末にかけて天気が下り坂だそうだ。

駒沢公園 総走行距離79140キロ

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